白山の11面観音 [鳳来寺山]
前回の記事の続きです。白山に行ってきました。
古文書に書かれている場所で、11面観音が安置されていたと思われる台座を確認しました。
白山についてのおさらい
鳳来寺略縁起(愛知県図書館所蔵)
【白山の11面観音と考えた根拠】
①「白山大乗坊大神」と書かれた石碑が目の前にある
②見晴らしが良い(三河湾は見えなかった)
③台座は岩上にある
岩の下に11面観音が落ちていないか探しましたが、分かりませんでした。
古文書に書かれている場所で、11面観音が安置されていたと思われる台座を確認しました。
白山についてのおさらい
鳳来寺略縁起(愛知県図書館所蔵)
【白山の11面観音と考えた根拠】
①「白山大乗坊大神」と書かれた石碑が目の前にある
②見晴らしが良い(三河湾は見えなかった)
③台座は岩上にある
岩の下に11面観音が落ちていないか探しましたが、分かりませんでした。
白山 [鳳来寺山]
鳳来寺山の粟穂鶉 [鳳来寺山]
岩瀬文庫へ確認 [鳳来寺山]
前回の予告通り、西尾市岩瀬文庫に「尼の行道」について調べてきました。
太田白雪の「鳳来寺聞書」を見てきましたが、尼の行道の新情報は得られませんでした。
代わりに、行者越えの近くに風穴があるというのと、
仁王門の下に「牛岩」があったという情報を手に入れました。
「牛岩」は書かれた当時でも、土砂崩れで見えなくなったと書いてありました。
あとは現地確認で証拠を見つけるしかないですね。
今は暑いので、秋以降に行きます。
西尾駅近くの和菓子店で購入した、「謎かけ松露」
「なぞかけ松」というのがあって、その松に生えるきのこをイメージしたとの事。
購入する前は「~とかけて~と解く」みたいなのを想像していました。
太田白雪の「鳳来寺聞書」を見てきましたが、尼の行道の新情報は得られませんでした。
代わりに、行者越えの近くに風穴があるというのと、
仁王門の下に「牛岩」があったという情報を手に入れました。
「牛岩」は書かれた当時でも、土砂崩れで見えなくなったと書いてありました。
あとは現地確認で証拠を見つけるしかないですね。
今は暑いので、秋以降に行きます。
西尾駅近くの和菓子店で購入した、「謎かけ松露」
「なぞかけ松」というのがあって、その松に生えるきのこをイメージしたとの事。
購入する前は「~とかけて~と解く」みたいなのを想像していました。
尼の行道探しの協力者現る [鳳来寺山]
登山SNSのYAMAPで、尼の行道を探索した方のレポートがアップされました。
鳳来寺山鏡岩2往復&奥の院直登ルート
結果は、見つからず。
私も尼の行場があると思われる地点を推測し、登山ルートを策定中です。
鳳来寺山について書かれている、別の古文書も発見しました。
新城市出身の「太田白雪」が書いた「鳳来寺聞書」という本に、
尼の行道の事が書かれているそうです。
今度、西尾市岩瀬文庫に行って原本を確認して来ます。
鳳来寺山鏡岩2往復&奥の院直登ルート
結果は、見つからず。
私も尼の行場があると思われる地点を推測し、登山ルートを策定中です。
鳳来寺山について書かれている、別の古文書も発見しました。
新城市出身の「太田白雪」が書いた「鳳来寺聞書」という本に、
尼の行道の事が書かれているそうです。
今度、西尾市岩瀬文庫に行って原本を確認して来ます。
尼の行道探し [鳳来寺山]
尼の行道を探しに鳳山来寺山へ行きました。
古文書によると隠し水の上にあるそうです。
隠し水の上の岩場に行こうとしましたが、あまりの断崖絶壁だったので途中で引き返しました。
下の写真は岩が挟まっているポイントです。
ここがどういう場所かは同じルートを登山した人のレポートを参照して下さい。
鳳来寺山トンガリ岩~奥の院直登ルートバリエーション
かなり危ないルートです。
古文書によると隠し水の上にあるそうです。
隠し水の上の岩場に行こうとしましたが、あまりの断崖絶壁だったので途中で引き返しました。
下の写真は岩が挟まっているポイントです。
ここがどういう場所かは同じルートを登山した人のレポートを参照して下さい。
鳳来寺山トンガリ岩~奥の院直登ルートバリエーション
かなり危ないルートです。
尼の行道 [鳳来寺山]
鳳来寺略縁起に出てきます。
ある日、浄行尼という、尼が利修仙人を訪ねて来た。
仙人は女人は汚穢の身であり、近づくべきでないと、姿を隠してしまう。
尼は怪しんで高い岩の上に登り7日間見張っていたが、遂に仙人の姿を見る事すらできなかった。
ここで尼が怒って、放尿すると、その怒り共に岩が砕け、尼は谷底へと落下していったという。
その谷を尼谷、砕けた跡を「尼の行道」という。
東海道名所図会では、怒って尼が投げた石の砕けた跡が、「尼の行道」と書いてあります。
東海道名所図会リンク
ある日、浄行尼という、尼が利修仙人を訪ねて来た。
仙人は女人は汚穢の身であり、近づくべきでないと、姿を隠してしまう。
尼は怪しんで高い岩の上に登り7日間見張っていたが、遂に仙人の姿を見る事すらできなかった。
ここで尼が怒って、放尿すると、その怒り共に岩が砕け、尼は谷底へと落下していったという。
その谷を尼谷、砕けた跡を「尼の行道」という。
東海道名所図会では、怒って尼が投げた石の砕けた跡が、「尼の行道」と書いてあります。
東海道名所図会リンク
行者越え [鳳来寺山]
鳳来寺山の「行者越え」に行ってきました。
「行者越え」は、「行者岩」、「行者返し」とも呼ばれます。
【行者越え前の看板】
【歌川広重の行者越え】
【現在の行者越え】
【感想】
急斜面ではありますが、あきらめて帰るほどでは急斜面ではありませんでした。
【鳳来寺略縁起】(愛知県図書館所蔵)
名の由来となる「行者」というのは、山岳術者の役行者(役小角)のことである。
その役行者が、利修仙人を訪ねて鳳来寺山にやって来たが、岩山道が難場で何度挑戦しても
越えられない。引き返して他の登り口から登山し直し、仙人に会えたという。
一方で、昔は行者だけがこの岩山道を越して行ったことから、「行者越え」と言い、
またここで行者たちが盛んに行をした事から、「行者岩」と呼ばれるようになった謂れもある。
【引用文献】神秘主義的鳳来寺山
国立国会図書館に所蔵されている東海道風景図会の行者越え
「行者越え」は、「行者岩」、「行者返し」とも呼ばれます。
【行者越え前の看板】
【歌川広重の行者越え】
【現在の行者越え】
【感想】
急斜面ではありますが、あきらめて帰るほどでは急斜面ではありませんでした。
【鳳来寺略縁起】(愛知県図書館所蔵)
名の由来となる「行者」というのは、山岳術者の役行者(役小角)のことである。
その役行者が、利修仙人を訪ねて鳳来寺山にやって来たが、岩山道が難場で何度挑戦しても
越えられない。引き返して他の登り口から登山し直し、仙人に会えたという。
一方で、昔は行者だけがこの岩山道を越して行ったことから、「行者越え」と言い、
またここで行者たちが盛んに行をした事から、「行者岩」と呼ばれるようになった謂れもある。
【引用文献】神秘主義的鳳来寺山
国立国会図書館に所蔵されている東海道風景図会の行者越え
鳳来寺山のウズラ [鳳来寺山]
ウズラの名前が入っている花がある事を知りました。
「ミヤマウズラ」と「ヒメミヤマウズラ」です。
低山に自生するランだそうです。
鳳来寺山でも発見例がありました。
錦蘭の名で、江戸時代後期にはやりました。葉に現れる様々な斑が鑑賞の対象とされました
図書館で野生のうずら発見例が掲載された本を読んだことがあるのですが、
鳳来寺山では20年前に見つかっています。
「ミヤマウズラ」と「ヒメミヤマウズラ」です。
低山に自生するランだそうです。
鳳来寺山でも発見例がありました。
錦蘭の名で、江戸時代後期にはやりました。葉に現れる様々な斑が鑑賞の対象とされました
図書館で野生のうずら発見例が掲載された本を読んだことがあるのですが、
鳳来寺山では20年前に見つかっています。