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琴の鳥(鶉書より) [うずらに関する文献]

1649年成立 「鶉書」

冒頭部
「昔も、太平の世にはさまざまな鳥や草を賞美し、絵合わせなどがもてあそばれ、まことに繁栄の世の中ならではの楽しみであった。昔、伏見院(鎌倉時代の天皇)の時代に、多くの小鳥の品評会があり、天皇がご覧になって「すべての鳥が立派であるが、なかでもうずらの声は長く引いて鳴くので琴の調べのようであるから、琴の鳥と名づけよう」と仰せられたそうである。

国立国会図書館の蔵書ですが、デジタル化されていないので原本へのリンクは貼れません。
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うずらの鳴き声 [うずらに関する文献]

1713年に成立した「和漢三才図会」の42巻に、鶉の鳴き声について書かれています。
「知地快と聞こえる、帳吉古、吉幾利快、幾比快、勅快などはよくなく、嘩嘩快と鳴くのを上とし、声は転じて長く引き、大変まろやかで明快なものを珍重する」
和漢三才図会.jpg

和漢三才図会リンク
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うずらの卵が肺病に効く [うずらに関する文献]

大正時代に発行されたうずらについて書かれた本です。
DSCF5328.JPG

うずらの卵が肺病(結核)に効くとあります。
DSCF5331.JPG

DSCF5330.JPG

うずらの卵を食べても結核は治りません。映画「風立ちぬ」では結核を直すためにヒロインが高原の療養所に入院します。きれいな空気を吸うことで結核が治ると信じられていた時代もありました。
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鶉やき [うずらに関する文献]

大福餅の起源となった和菓子です。
餡は赤小豆に塩をいれるだけで、ただ大きく作るだけです。
その後形を小さく作り、こし餡に砂糖を加えたものを大福餅というようになりました。

記述個所リンク
http://kindai.ndl.go.jp/view/pdf/digidepo_1123104.pdf?pdfOutputRangeType=R&pdfPageSize=&pdfOutputRanges=239

そして、鶉やきの説明文に「【名所圍會】大津十禪寺に處に胴はれ茶屋とあるのみ」とあったので、調べてみました。
「伊勢参宮名所圍會」巻之1
「十禪寺」と「胴はれ茶屋」という記述はありましたが、鶉やきの事は何も書いてありませんでした。
原本リンク
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2555625/18


「祇園物語」には、鶉やきはうす皮の十字たぐひならんあまりに・・・・とあります。
記述個所
http://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/he13/he13_01214/he13_01214_0001/he13_01214_0001_p0034.jpg
タグ:鶉やき
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荒鳥 [うずらに関する文献]

野生の鳥の事。

鳥賞案子には「荒鳥を野移しにして・・」という記述がある。
「荒鳥」で検索すると、攻撃的な鳥という意味でつかわれているようだ。

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眞船豊「鶉」 [うずらに関する文献]

古書店で「鶉」という題名の書物を見つけたので、鶉が主役の物語かなと期待して購入しました。
出版年は1943年(昭和18年)で、戦時中です。
本の中身は戯曲(舞台で演じられる話)で、目次は、「鶉」「北斗星」「旅」「山霧」でした。
「鶉」だけ読みましたが、鶉は全く出てきませんでした。話の中に比喩として「鶉」が登場するくらいでした。ページ数が130ページもありましたが、主人公の息子が結婚する話です。何を訴えようとしているのかが理解できませんでした。

面白かったのは中国を「支那」と呼んでいる事と、満州での酪農家の話があったことです。

表紙
hyoushi.JPG

表紙が中身より薄いです
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価格は3.1円
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発行年は1943年
toshi.JPG

タグ:眞船豊 戯曲
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